ばあさんが死んで7年になる。
7年というと相当な月日のように感じるし、実際そうなんだと思う。
わたしの母代わりであり、最大の理解者であり、今まででそしてこれからもずっと愛していると思う。
4月のこの過ごしやすい時期になると昨日のことのように鮮明に思い出せる。
日大大山病院の近くの桜を、見舞いの帰りに泣きながら見て帰ったことも、
霊安室に運ばれる前に手を握ったことも。
最期までわたしの将来を案じていた祖母。あれだけ行きたくて、泣いて泣きまくってデッサン描きながら入った大学もあっという間に卒業してしまった。
時間なんてあっという間だな。